架空のロックスター
1972年、コンセプト・アルバム『ジギー・スターダスト The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars』をリリース。コンセプトに基づいて架空のロックスター「ジギー・スターダスト Ziggy Stardust」を名乗り、そのバックバンドである「スパイダーズ・フロム・マーズ Spiders From Mars」を従え、世界を股に掛けた1年半もの長いツアーを組んだ。初期はアルバムの設定に従ったものだったが、徐々に奇抜な衣装(山本寛斎の衣装も多く取り上げている)、奇抜なメイクへと変貌していった。アメリカツアーの最中に録音された『アラジン・セイン Aladdin Sane』は、架空のロックスター「ジギー・スターダスト」を演じるボウイというよりは、架空のロックスター「ジギー・スターダスト」そのもののアルバムになった。しかし、1973年7月3日のイギリスでの最終公演を最後に、ボウイはこの架空のロックスター「ジギー・スターダスト」を永遠に葬った。一連の「ジギー・スターダスト」としての活動で、ボウイはグラム・ロックの代表的ミュージシャンとしての地位を確立することになった。